【米国株】インテルしっかりしろ!
注目の1週間が終わりました。米国株全体としては年初来の続伸で好調続き。
昨晩のPCE発表も事前予想通りと無難に通過。
しかし個々にあえて粗探しすると、悲観的に見ると、いくらでもネタはあります。
・全体のインフレは落ち着いているが、相変わらず労働市場はタイト(超絶少ない失業保険申請数)でこれから人件費が下がりにくいのではないか
・昨年末にかけて想像以上に個人消費が落ち込んでいる
・マイクロソフト、インテルなどハイテク大手の業績に暗雲
などなど、相場の地合いが悪ければ、大きく株価を押し下げる要因となりますが、これらを乗り越えての上昇というのは、去年との雰囲気の違いを実感します。
考えてみれば3年前から世界を大混乱に陥れたコロナは、最も慎重派の日本でさえ、事実上5月で完全収束の5類へ。中国でも一足先に100%ウィズコロナ。
ロシアのウクライナ侵略が重しではあるものの、経済上のリスクはコントロールされてきていて、食糧、エネルギー価格は落ち着いてきています。
アメリカのインフレも峠を越え、金融引き締めの終わりが見え、ソフトランディングの期待が増しています。
今年は意外に世界が以前のノーマルな状態に戻れるのではないかと、皆が楽観的になってきているのかもしれません。
Back to normal.
ならば良いですね。とにかくウクライナに平和が戻ってほしい。ブラックスワン(思わぬ不幸)は来ないでほしい。
それにしてもインテルは情けない。ある意味で国防の最重要企業の一つです。半導体製造をTSMCやサムスンに押さえられては、アメリカ人も枕を高くして寝れません。
巨額の補助金を貰っているのだから、一刻も早くかつての圧倒的地位を取り戻して頂きたいです。
ひょっとしてインテルは甘やかされ過ぎかな。厳しい経営改革と思い切ったリストラで早期復活するしか、この業界で生き残れないでしょう。
インテルしっかりしろ。
投資は自己責任です。