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トランプ- 習近平ウルトラCの政経分離で米中合意へ

今朝のニューヨーク株式市場は全指数続伸。ラッセル2000に至っては2%以上上げています。


中国がIP(知的財産権)保護強化を打ち出し、米中間の懸案をクリアし第一次合意近し、の全面リスクオンと説明されています。


ちょっと待って。香港人権法はトランプ大統領が拒否権行使しようとしなかろうと、年内には成立します。中国は絶対にこれを容認せず、米中合意は棚上げになる筈。したがってリスクオフ。


と私は予想していましたが、残念ながら私より正しいと思われる株式市場は、そうは判断してくれていません。


ここからは推測ですが、米中間で密約があり、香港人権法成立前に米中合意成立を電撃発表してしまうのではと思います。当然、正式調印は後になりますが、内定なら出せる。


その後に香港人権法が成立しても、既成事実として米中合意はそのままに、謂わば政経分離で、中国は経済以外の分野で形だけ報復して、うやむやにするのではないか❓そもそもトランプさんは香港の人権など本音では興味ないでしょう。


そうすれば中国の面子は守られるし、習近平さんにすればアメリカの関税の一部撤廃か最悪でも強化は回避出来る。トランプさんも農産物輸出拡大と、クリスマス商戦に悪影響となる追加関税を避けることが可能。


まさにwin-winで米中共に損しません。トランプさんと習近平さんの間で、このようなウルトラCがあるのではと穿った見方をせざるを得ない今朝のニューヨーク株式市場です。


もしそうなったら、道理も何も無いですね。二大超大国の経済的利益を前にすれば、正義も人権も関係無い。


世界はそう判断するでしょう。


私の予想が外れれば良いのですが。