【米国株】下落上等
昨夜は注目の12月米雇用統計発表。普通に考えれば、現状のアメリカ経済は徐々にインフレが落ち着き、クールダウンしている過程。それ故に徐々に政策金利を下げ金融緩和し、景気の急激な悪化や失業者の増大を防ぐフェーズです。
にもかかわらず、昨今の景況は根強く、インフレ高止まりの兆候。そして昨晩の雇用統計は事前の予想と反対に、雇用がむしろ拡大している事が判明してしまったのです。
これなら当面は景気下支えの金融緩和が不要なばかりか、インフレ圧力を心配しなくてはならないくらい。
債券市場は反応して長期金利は上昇。株式市場は金利低下の梯子を外されて大幅下落となってしまいました。
ちょっとガッカリでは有るものの、景気自体は底堅いので悪いニュースでは無いですね。逆に米国株は割高なのでバブルが過度に膨らむのを抑えられたともとらえられます。
あまりにも好調過ぎた昨年からしばらく一休みは、かえって健全で、将来の上昇のために必要な通過点。
何より不景気でどうしようも無い状況では無いので、過度な悲観をする必要も有りません。
下落上等!
冷静に対処しましょう。
投資は自己責任です