オルカンの生みの親からのメッセージについて
ネット上でオルカンの生みの親である、元三菱UFJアセットマネジメントの代田さんが、シニアの資産運用について記事を書いておられたので、ご紹介します。
短くわかりやすい記事なので、ぜひご一読ください。
オルカンの生みの親だけあって、資産運用はオルカンと無リスク資産(現預金、日本国債)だけで良い。
歳を重ねるにしたがって無リスク資産の比率を上げること。
資産残高を増やすことばかり考えず、資産は有効に使っていきましょう。
こういった内容ですが、さすが金融のプロ。オルカンの資産運用の理論的バックボーンに、「トービンの分離定理」を上げておられました。
トービンの分離定理について具体例でわかりやすく説明した記事です。
プロのお墨付き、理論的であるというのはオルカンのみで資産運用されている方には心強いですね。
実際の運用上も非常にシンプルで、管理コストも最小で面倒もありません。
若い方はおそらく新NISAでオルカン一本、という方が多いでしょう。シニアになって他のアセットに下手に移行して、手数料などのコストをかけるより、単純にオルカンを解約して現預金の割合を増やす方が合理的でしょう。
ただし、トービンの分離定理は現預金を無リスク資産と仮定していますが、現実には円預金はとても無リスクとは言えないのが悲しいところ。
円預金の利率はインフレを下回り、円安トレンドが継続している現状は、円預金の実質的価値が目減りしているからです。
トービンの分離定理の通りの無リスク資産にするには、少なくともインフレや為替レートの影響を受けない外貨建の無リスク資産のポートフォリオも含めるしかありませんが、手数料が膨大になり、そもそも為替自体がリスク要因であって、現実的ではありません。
さらにオルカンは株式のみなので、値動きは大きく(標準偏差大)、いくらオルカンが効率的市場仮説に基づいたものだと理論的に言われても、暴落時の心理的ダメージは避けらません。時間に制限のあるシニアはなおさら。
かと言ってオルカンの値動きが気にならない程に現預金の比率を極端に上げて仕舞えば、資産運用の意味が無くなってしまいます。
この様に現実は定理通りといかないわけで、いろいろと試行錯誤するのです。
例えば、株式と値動きの相関関係が逆とか小さい(相関係数が1より可能な限り小さい、もしくはマイナス)債券とかゴールドなどのアセットを組み込むとか。
しかしこれとて完全でも何でもなく、そもそも素人がどこまで管理出来るかという問題もあります。
ただし、基礎的な投資理論は理解した上で資産運用するのと、動物的カンだけを頼りにするのとでは雲泥の差です。
ゴールデンウィークの時間がある時に、上記添付の記事でもお読みいただければと思います。
投資は自己責任です

こんなところにネモフィラ畑