長期金利の代表的指標ともいえる、米国10年国債の利回り上昇が先週から止まりません。

直近の（1/18、日本時間昼）数字はとうとう1.8%を超えてきました。コロナ以降の最高値です。

これにともなって米国株先物はNASDAQを筆頭に大きく売られています。

いわゆる利上げはFFR、つまり短期金利を上げるということなので、長期金利への影響は軽微。

しかしQT、資産圧縮については、比較的長期の債券を売るということも考えられるので、長期金利への影響が無いとはいえません。

それでも常識的には、FRBがいきなり長期国債を市場で売り浴びせるとは考えにくく、償還される債券を現金化するということで、実質的に徐々にQTを進めるはず。

ということは市場がいよいよインフレ長期化に懸念を持ち、世界の機関投資家がポートフォリオを見直しはじめたのでしょうか。

思いめぐらせても私に何かできるわけではありません。恐らく数か月～数年は金利は今より上昇してもおかしくはありません。むしろ正常に戻るということ。

それより先ずは高止まりするインフレを止めることが、「一丁目一番地」最重要課題。

その結果、株価が少々調整するくらいは受け入れなくてはなりません。

米国経済、米国企業が十分に健全でイノベイティブであれば、長期的にEPSは成長し、株価もそれに連れて上がります。

今年は一層、目先の変化に一喜一憂せず、遠い先を見つめて投資を続けることが重要と考えます。

投資は自己責任で。