毎日積み立て生活

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地方都市の生き残り模索

日本が近代工業化する以前に経済を支えたのは主に農業を中心とした、第一次産業。


米の石高が藩の経済力の目安となりました。ただそれを放置したのでは徳川幕府中央集権体制は持たないので、江戸幕府は巧みなコントロールで地方の勢力を抑えていました。


それでも農業の盛んな地域は大きく発展しました。加賀百万石は繁栄の証。


明治から昭和にかけては工業、第二次産業が日本経済をけん引しました。


とりわけ沿海部の重化学工業地帯は大きく発展しました。





冒頭の画像はJR姫路駅から見た姫路城。先日、数年ぶりに所用で訪問しました。


姫路は播州平野の温暖な気候と肥沃な大地に恵まれ、有史以来農業が盛ん。世界遺産で国宝の姫路城はその象徴です。


明治以降も重化学工業が発達しました。駅からお城に続く立派な道路は姫路発展のシンボルと言えるでしょう。高度経済成長期、人口は50万人を超えました。




そして令和の現在。姫路を含む地方都市は苦境の中。


農業の高齢化は歯止めがかからず、工場は海外に移り空洞化。頼みの観光業もコロナと不況の波を被って沈滞しています。


久しぶりに歩いた姫路駅前商業施設は、再開発のおかげでとても綺麗に整備されており驚きました。一方、昔の商店街はデパートが無くなっていたりして人通りもまばら。


なかなかに苦しい状況であることは一目瞭然でした。




東京キー局中心のテレビを見ていると、日本≒東京のような錯覚を覚えますが、日本は東京だけで存在しているわけではありません。地方の衰退はじわじわと東京発展の足を引っ張るでしょう。


日本の先が見えません。


米国株式など海外優良アセットに投資することがこれから益々重要になるでしょう。




(番外編)
私の姫路出張のお楽しみは、「魚治」さんの鰻。


お高くなってしまいましたが、関西で貴重な江戸焼きのふっくら鰻が楽しめます。


山陽百貨店の地下食品店の一角にあり、サッとランチにうな丼をかっ込むには最適です。