いつでも減税やバラ撒きばかりでは駄目
私は財務省のマクロ経済運営が民意を無視し、自省の権限権威増大と利権誘導を第一にしていることから、極めて緊縮的で国民は搾取されている事に以前から批判的です。現在の日本の衰退の原因の多くは財務省によるものだと思っています。
現役時代に長く霞が関の方々と仕事でお世話になりました。部下が霞が関で実際に官僚の方と席を並べて仕事をさせていただいた事もあります。
官僚の皆様は総じて優秀で人柄も素晴らしいという印象で、一緒に仕事をして交流させていただいた経験は宝物です。官僚の皆様に対して感謝はあっても個人的恨みは無いのであしからず。
それでも客観的に考えれば、経済運営で瑕疵はあったし、日本を衰退させた結果の一端の責任は免れないと言わざるを得ません。
霞が関と永田町の関係性や霞が関の内情に若干の土地勘は有るので、私の見立てはそれ程的外れとは思っていません。
それであっても、いつでも、どこでも、何が何でも減税とか、バラ撒き、財務省に楯突いて所謂財政拡張が最適とは思っていません。
原因はともかく、日本は現状インフレであって、金融政策は実施金利がマイナスで緩和的。それを徐々に引き締めていく過程である事を日銀は明確にしています。トランプ関税で不透明にはなっていますが、それでも尚基本線は維持されています。
人手不足で人件費は高騰し、なんだかんだ言っても多くの人の懐は潤っています。誰も大っぴらに言わないだけ。地方住まいの私でも買い物や食事、外出の際に体感しています。
ただ直近は実質成長率がマイナスになっていて、実質賃金もなかなかプラスに定着しない状況ではあります。
この様な場面では、インフレを抑えつつ、景気は悪化させないという非常に難しい舵取りが必要ですが、国民の消費センチメントを悪化させるインフレを退治する事が今は第一でしょう。
それゆえの金融引き締めの途上なのです。そんなときにむやみに減税やバラ撒きばかりでは、益々インフレが悪化しかねません。参院選が近づきバラ撒き合戦が過熱しないようにしていただきたい。
ただインフレで低所得層の方々は困っておられるので、福祉的観点から、期間限定の食品への消費税減税は良いと思われます。
経済成長促進だけでなく、所得の再配分や貧困救済も財政政策の出番です。

お詣りがてらに良い運動