【米国株】株価と為替、恐怖の綱引き状態
雇用統計ショック明けの米国株は、なんとか落ち着きを取り戻して、上げて終わりました。
企業決算もそれほど悪い訳ではなく、主要国との関税交渉も前向きな動きが見えて、どんどん売られる状況では無さそう。
かと言って、夏休みで大口が買うでも無く、個人投資家次第の値動きはそれなりに荒っぽい相場がしばらく続きそうではありますが、当面の暴落はなんとか回避されそうな雰囲気です。
ただし、一点これまでと状況が全く変わっているのが雇用情勢。
5月以来、既に3ヶ月も雇用は悪化しているのです。
これが急転直下に改善する目処は有りません。ならば、雇用と物価を守るデュアルマンデートのFRBにこれまで以上に利下げ圧力が加わります。
さらに、クグラー理事の任期前辞任で、FRBに新たなトランプ派の理事が送り込まれ、恐らく次期FRB議長となり、パウエルさんも追い込まれレームダック化するでしょう。
もうそうなれば、利下げしか有りません。今年はあと3回FOMCが有り、連続利下げは避けられないのかもしれません。
これによって最悪リセッションは避けられ、株価は上向いたとしても、インフレ懸念は去らず、来年の中間選挙に向けてのさらなる利下げの思惑から、ドル安が一層進む懸念が生じます。
ドルを犠牲にしての株高はトランプ政策とも整合する。伝統的輸出企業に有利だからです。
そうなって微妙なのは我々日本人米国株投資家。
日銀の利上げとのダブルパンチで、想像以上に円高が進む可能性も出てきます。そうなれば、いくら米国株が上がろうと為替で相殺、株と為替の綱引き状態が続くかもしれません。
最悪、株価上昇以上に円高が続いて、含み益減が継続するかもしれない。
真夏の怪談よりゾッとして背筋が寒くなります。
投資は自己責任です