分散投資の限界
今回の中東危機では、世界中の株式が下落しました。もちろん濃淡はあって、エネルギーを中東産油国に依存するアジア諸国で下落がきつく、あまり関係の無いアメリカは、戦争当事国なのに影響は比較的少ないです。
先週末に米国株が大きく下がったのは、雇用統計が悪過ぎたのも大きいでしょう。
それでも大規模な地政学リスクは、リスク資産にはネガティブであって、世界的に株価は下落傾向と言えるでしょう。
こんな時には、リスク分散の投資が威力を発揮するから大丈夫と言いたいところです。
しかし残念ながら必ずしもそうとも言えず、頼みの米国債も下落。有事の金さえ軟調です。
顕著に上がっているのは原油と、これに価格連動する天然ガス、あとは石炭くらい。
そこまで抜かり無く分散投資していれば良かったとしても、後の祭り。けれど個人がエネルギー資源への投資というのも一般的では無いです。
今回の様に突然の危機的状況というのは、少し前のコロナ危機でも然りで、株など高リスク資産が下落すると、機関投資家などが損失カバーするため、他のアセットも売却するので、往々にしてあらゆる資産が一時的に全面安となってしまいます。
分散投資といっても限界が有ります。
この様な状況では、キャッシュ イズ キング。現金が最も強いわけですが、日本円の場合は下落していて、金利もインフレに負けているので、必ずしも当てはまりません。
ドルかスイスフランを持てば良いといっても、日本人には為替リスクは避けられないです。
こうなると最後は不動産とかポジショントークが増えてきますが、流行りのドバイ不動産に投資した人達は悲惨でしょう。ぱったり更新が止まったユーチューバも居るようだし。
分散投資も完璧とはいかないものの、一点集中で被弾するより少しはマシではありますから、分散投資が全く駄目とは思いません。
それでも、嵐が過ぎるまでの短期間しのぐだけの、少々のキャッシュは必要です。少しくらいのキャッシュなら、これによる機会損失も限定的です。
投資は自己責任です

今日は寒の戻り