【円安】為替の怖いところ
今週の米国株S&P500もプラスで終えました。最終日の今朝は少しマイナスでしたけど、3週連続のプラスだそうです。これがずっと続いてくれれば良いのだけれど、来月9月のアノマリーではマイナスだそうですから、一応覚悟。その後は年末まで右肩上がり。まああくまでもアノマリーですけれど。
我々日本人米国株投資家は、ドル円為替で含み益が左右されるので、最近の円安傾向は歓迎したい気もしないでは無いです。
それでも、過度に円安になれば、悪性インフレにもなって、投資で得た為替利益分をある程度は相殺しますから、見かけ程には実質的に得ということでも無いでしょう。やはり米国株自体が上昇し、配当も増えて複利的に利益が積み上がるのが理想。
ビジネスにおいても、我々の生活にしても、あまりに為替が極端に動くのは好ましくない。事業計画に支障が出るし、人生設計にも影響します。
ただ変動相場制の日本ですから、ある程度の上下は所与として対応するのは当然。どこの会社も先物ヘッジ等工夫しているし、真っ当な家庭ならリスクヘッジに外貨建て資産も一定量は持っているはずです。
まあ、その真っ当な家庭が現状の日本では少数派なのも問題と言えばそうなのですが、最近の様に円安がなかなか止まらない、これからも円安が続きそうだ、となるとそれはそれで怖い。
一部の投資家だけでは無く、老若男女、誰も彼もが、大変失礼な物言いになりますが、これまで経済も投資も縁遠かったような一般人が、円に不信感を持ち、将来的に暴落するのではないか、ひょっとしてトルコやアルゼンチンの様になるのではないか、と思い始めてしまったら。
ある日、何かのきっかけで一般ピープルが危機感から銀行や郵便局に殺到して、一斉に預金を引き出し、米ドルに替える、金を買い出す。そんな情景がテレビやネットに流れてしまったら。
怒涛の様に円売りが発生するでしょう。日本人の銀行預金数百兆円が円売りに転じれば、数兆円の為替介入どころではどうにもならない。
これは本格的な資本逃避。円の暴落が現実となってしまいます。恐怖が自己実現してしまうのです。生身の人間が扱う為替の最も恐ろしい帰結。
そうなったら変動相場制の放棄。つまるところ為替管理により外貨購入の制限しか手立ては無くなるでしょう。日本人の大半は価値の漸減する日本円を握りしめるしか無くなります。
高市政権の成長戦略で日本の経済が長期低迷を脱すれば心配無用ですが、様々な妨害によって失敗してしまうと、日本の経済的地位の下落が止まらない、円安も続くなかで、突如として円売りパニック資本逃避が起きる可能性はもうゼロとは言え無いと思います。
今日はどんな怪談より怖いお話でした。
投資は自己責任です

小田急線でも京王井の頭線でも行ける所