淡路島への誤解を解消する
某社が本社機能の大半を淡路島に移管することで、千人以上の東京本社社員が淡路島勤務になる、というニュースが週明け以降駆け巡っております。
ネットを見ていると、「島流し」だとか「形を変えた体良いリストラ」とか、非常にネガティブな論調、コメントが大勢です。
某社さんの片棒を担ぐつもりは更々ありません。
純粋に子供の頃からお世話になっている大好きな淡路島、淡路島の住民の皆様の名誉のため、この場で誤解を解き、真実を書かせていただきます。
1.関東圏の方々大半は淡路島の今を知らない。淡路島は伊豆大島とは違います。あえて言うならむしろお台場に近い。
首都圏、関東圏で関西の土地勘が無い人は、淡路島というとなんか遠い島のようなイメージをどうしても持っておられるのではないでしょうか。
関東で最寄りの島といえば伊豆大島。淡路島を伊豆大島に重ねて見ている人もおられるでしょう、でもそれは全く事実と異なります。
伊豆大島といえば竹芝桟橋から何時間も船で行くリゾート地で、泊りがけで観光に行くのが定番。
しかし淡路島は神戸市と明石海峡大橋で繋がっているのです。この橋は世界最長のつり橋で全長は約3.9km。片側3車線の高速道路が走っています。橋を渡るのに車で数分しかかかりません。
お台場に行くのにレインボーブリッジを渡るのと同じようなもの(ちょっと言いすぎ)。とても近いのです。ですから、淡路島勤務になったからといって、淡路島に住む必要は全くありません。隣接の神戸市や明石市に住めば楽勝で通勤できます。
そりゃ東京には負けますが、神戸だって100万の大都市。大阪へも神戸から電車で30分で行けるので、都会生活が普通にできます。関東なら横浜とか藤沢とかと同じようなものです。
淡路島で働くということは離島で働くのとは全く異なります。離島が悪いということではないですが、本質的には神戸で働くのとあまり変わりません。神戸支店勤務と思っていただいて良いのではないでしょうか。
2.淡路島自体も意外なほど都会ですよ。
淡路島は沖縄本島に次ぐ人口の多い島で、約13万人の方が住まわれています。洲本市、淡路市、南あわじ市と3つも市が有るのです。ちなみに伊豆大島の人口は1万人を下回ります。
13万人もが暮らすのですから、日常生活に全く不自由はありません。ただ鉄道などの公共交通機関は充実しているとは言い難いので、マイカー必須ではあります。大規模ショッピングセンター、大病院もあり、お子さんも、お年寄りも安心して住めます。
もちろん、神戸や大阪でショッピングも楽しめるし、日本一の救急医療で有名な神戸中央医療センター等、阪神間に多数有る大学病院、高度先端医療機関への通院も可能です。
3.淡路島と淡路島周辺は風光明媚で温暖な気候。シーフードも絶品。
淡路島は瀬戸内海国立公園に属しており、風光明媚なことは言うまでもありません。とにかく百聞は一見に如かず。大阪や神戸に来られる機会があれば、近いのでちょっと足を延ばしていただければお判りいただけます。気候も雨が少なく、冬も温暖です。冬は東京より暖かいと実感できるはず。夏は同様に暑いですけれどね。
そして何より海産物、シーフードが安くて旨いのは嬉しい。明石海峡の鯛とタコは全国的に有名ですが、淡路のウニやフグは本当絶品。その他の美味な地魚を上げればきりがありません。もちろん、これらは高級料亭でしか食べられないというのではなく、普通に魚屋さんで買えるのです。
シーフードだけじゃありません。淡路タマネギはもはや全国区の知名度。
淡路牛もありました。
つまりは、農産物、畜産物、海産物に恵まれた豊かな土地なのです。
4.それでも淡路島転勤が嫌な人は嫌でしょう。
首都圏にお住まいの方は、いくら淡路島が環境も良くて、都会も近くて最高に良い所といっても、嫌な方は嫌でしょう。それは東京、首都を離れたくない。離れられない特別の事情が有る。大阪や関西は嫌い、等いずれか。ということですから、それはしょうがないです。私も10年ほど東京に住んでいたので気持ちはよくわかります。
たぶんそういった方は淡路島より伊豆大島の方が東京に帰りやすいから、どちらか選べというなら大島だというでしょう。嫌々転勤するのは不幸なことですから、どうしても無理という方は関西転勤にならない会社を選ぶべきですね。
5.最後に
ここまで淡路島と伊豆大島を比較して、伊豆大島をネガティブに表現したかもしれませんが、それは島としてのキャラクターが違うというだけです。個人的には伊豆大島も大好きですし、また訪れたい所です。お金があれば別荘を建てたいくらいです。日本でも有数のリゾートと思っています。
ただ上場企業の本社所在地にはならないということ。淡路島は全く違うということをお判りいただきたいだけです。
少しでもご参考になれば幸いです。私は淡路島の島民ではないですが、淡路島に転勤される皆様を大歓迎いたします。