先日のブログで春節にあたり、大阪など日本の主な繁華街には中国人が殺到するので、不要不急であれば近づかないに越したことはないと申し上げました。

今日現在、湖北省を中心に中国の感染者は大幅に増えて公表1000人に迫っています。

中国政府公表ですから、実際はこの何倍、何十倍かもしれない。実態はわかりません。

昨日、偶々日本政府高官の方のお話を伺ったのですが、武漢は混乱状態にあり、隠蔽以前の問題で武漢市当局も実態把握出来ていないのではということでした。

その後直ぐに、外務省から湖北省に渡航禁止令が出ましたが、やはり相当現地は酷い状況ということですね。

患者1000 人を収用する病院を１０日で建てるとか。

それって野戦病院でしょ‼️

現時点で武漢周辺の4100 万人が移動禁止されて武漢の空港は完全に閉鎖されているので、

中国の他地域の二次感染がコントロール出来ていればという条件ながら、日本への影響はそれほど大きく無いと思います。

百万人近い中国人観光客がこの春節に日本を訪れるようですが、湖北省以外の患者数からすると、日本で数名、数十名発症しても日本の医療をもってすれば、日本人への二次感染は最小限に封じ込められる筈です。

半分希望的観測ではありますが。

何より、コロナウイルスは空気感染は絶対しないことは医学的に確かということなので、後は飛沫感染と接触感染を防げば遣り過ごすことは可能ですね。

中国人の居る場所には近づかない。止むをえない場合は、医療用マスク着用、うがい、手洗い、消毒を徹底する他有りません。

米国株への影響力ですが、ここ数日下がっている原因の一部は新型肺炎への懸念と思いますが、アメリカで拡がる可能性は低く、仮に中国で蔓延し、仮に中国のサプライチェーンが麻痺しても、アメリカ経済の中国依存度はそんなに高くはないので、ネガティブインパクトは限定的と考えます。

アメリカ経済の6割強は内需ですから。

中国に大きく依存する日本はそうはいかないでしょう。いよいよ中国全土に蔓延となれば日本株は大きく下げると思います。

いずれにせよ、感染された方に心よりお見舞い申し上げます。一刻も早く回復し春節休暇を楽しんでいただければと思います。