おはようございます。

明日、イギリスの新首相が決まります。ボリスジョンソン氏でしょう。日本人にはイギリスの政治家は皆同じに見えて、興味も無いのが普通です。でもキャラクターの濃いボリスは誰でも知ってますね。

かれは保守党内でも、最も強硬なブレグジット派。メイ首相とEU が合意したソフトブレグジット案反対の急先鋒でした。

ジョンソン首相とEU がブレグジット案に合意する可能性は限りなくゼロです。10月の合意なきブレグジットは避けられないとさえ言われています。

しかし、イギリスは本家民主主義国で議員内閣制。ジョンソン首相の独断でブレグジットは出来ません。すでに議会は合意なきブレグジットを阻止するように動いています。

英国の産業界、金融業界はそもそもブレグジット自体に反対していますし、彼らは保守党支持母体です。

強気に見えるジョンソン首相の、実は微妙な立ち位置が想像出来ますね。

北アイルランドのバックストップといった、政治的に極めてセンシティブな問題も、彼を悩ませているはず。下手をすれば、北アイルランド和平を損ねて、テロの時代に逆戻りしかねません。

ブレグジットがどう転ぶにせよ、イギリスやヨーロッパの経済や株価に良い影響のある材料は当面皆無と思いますし、ヨーロッパはEU 及びユーロ離脱を巡って、長期的にも火種が燻り続けるでしょう。

したがって個人的には、イギリスやEU の資産を積極的に買い増すことはもう無いと思っています。混乱の先の明かりが見えませんから。

とはいえ、積立NISA で僅か買っている先進国インデックス投信は継続します。買い換えも面倒なので。

では、今日も為替、ニューヨーク株式市場ともに静かですので、変わらず、eMAXIS Slim SP500 の毎日定額積立て継続です。