今年に入って米国株は上がったと思えば下がって、結局のところ下落基調から脱し切れていません。

これからも金利上昇やウクライナ情勢の混迷が続くことが予想され悲観一色。

米国株全体はもちろん、これまで米国株の好調を支えてきたNASDAQ100などに対して極めて厳しい目が向けられており、オワコンだとか何とかディスられる始末。

本当にS&P500やNASDAQ100はこれから伸びないのでしょうか？

iPhoneが日本に紹介され、スマホが広まり始めたのが2008年頃、そしてスマホが一人一台、必須不可欠な社会のインフラとなり始めたのは2015年頃。

この僅か15年足らずの間に、我々の生活は激変しました。

私たちが初めてスティーブ・ジョブズがiPhone3を紹介するプレゼンを見たとき、世界がここまでスマホに依存するようになると想像できたでしょうか。

この間、どれだけ多くのビジネスが誕生し成長していったか。

そしてこれらをけん引してきた企業の大半は、NASDAQ100に名を連ねていることは言うまでもありません。

そして時代は５Gへ

今でこそ渋谷のど真ん中で5Gに繋げたら4Gより遅かったという、情けない状態ではありますが、5G通信網が世界に張り巡らされ、誰もが自由に利用できるようになる数年後は、到底今の我々が想像できない世界になるでしょう。考えもつかないようなビジネスが誕生し、巨大な市場が形成されるはずです。

自動運転、IOT、メタバース、遠隔医療、さらなるAIの活用等々。

これらを主導する企業の多くはNASDAQで育ち、成長し、ゆくゆくはS&P500などの米国株式市場の主要メンバーになるのです。

目先だけのチャートを見ているだけでは、投資判断のみならず人生まで誤ります。

世界の進歩と成長は誰も止めることが出来ません。

今こそ冷静に米国株インデックス長期投資を続ける意義と価値を再認識したいものです。