今朝の米国株は昨日の暴落から回復するのかと期待したのですが、取引後半にかけて失速。３指数とも下げて終わってしまいました。

人生と株価は３歩進んで２歩下がる程度が丁度良いのですが、今年の米国株は３歩進んで５歩下がるとでも表現できるような不快な状態がずっと続いています。

VIX（恐怖指数）をみてみると、例えばコロナショックの時は40、50を超えていましたが、今年の年初からの下げは最悪の３月でも35を少し上回るあたり。

昨日のように悪くても30より少し上。今朝はもう30を切っています。短期間に暴落が起こって恐怖に支配されるというより、真綿で首を締められるような感じ。

それだけに、なかなかV字回復となってこない。持病を抱えた老人のような足取りで、未来に希望が持てずに悲観的なことばかり悪目立ちする、という表現が合っています。

そこで私が一番懸念するのが、つみたてNISAなどで米国株や全世界株インデックスの積立投資を始めた若い方々の動向。

早々に積立止めてしまわないだろうか、手っ取り早く儲かりそうな怪しげな投機に走ってしまわないだろうか、という心配です。

インデックス積立投資は十年、二十年と続けてこそ、経済成長を取り込んで複利効果を発揮し地味ながら着実に成果が上がるもの。

ただその道中はいばらの道。不況や株価停滞が月単位は勿論、年単位で続くことは過去のチャートを見ても自明です。

そういった時にも休まず怯まず、淡々とドルコスト平均法で投資継続した到達点こそが、銀行預金とは比較にならない利益です。

これからも暫く続きそうな米国株の変調。これによってせっかく日本に根付きかけた外国株インデックス投資が萎んでしまうのは、本当に勿体ないと思います。

私は微力ながら、このブログを通じてこれから日本を背負う皆様の資産形成の後押しをできればと思いますが、米国株ブログ村の多くの皆様は本当にそれぞれ素晴らしく、投資を続ける力となる内容が満載されており、私自身も日々勇気を頂いています。

あえてどなたのブログとは申しませんが、米国株ブログ村で多くの読者から支持されている、真っ当で誠実、客観的な分析と知見に満ちたコンテンツを、日々読んでいただければと思う次第です。

投資は自己責任です。