この世は学歴社会、格差社会と言われます。人生出だしで躓くと取り返しがつかないとか。

本当にそうでしょうか？

少なくとも複利を利用した長期積み立て投資を味方につけるなら、誰でも勝ち組になれる可能性はあります。

有名なジャックとジルのお話。ご存じの方も多いでしょう。投資ユーチューバー両学長が紹介して有名になったようです。

ジャックは高卒で働き始めました。18歳から頑張って8年間毎年4000ドル積み立て投資しましたが、それ以降は投資を続けることが出来ませんでした。

ジルは才能と運に恵まれ医学部に進学。経済的にも余裕があったのでしょう、26から65歳まで40年にもわたり毎年4000ドルの積み立て投資が出来ました。

ジャックの積み立て総額は32,000ドル
ジルの積み立て総額は160,000ドル

５倍もの差がついています。さて、両者が65歳になったときどちらの資産が多いでしょう？

仮定としてはジャックとジルは同じ資産に投資し年率10%とします。年率10%は日本人の感覚では高いですが、S&P500の長期パフォーマンスはそれくらいあります。

答えはジャックの方が約225,000ドルも多いのです。

ジャック：1,552,739ドル
ジル：　　1,327,778ドル

俄かに信じられない結果、複利効果のなせる業。アインシュタインが人類最大の発明というだけのことはあります。複利は長期になればなるほど威力を発揮するのです。

来年から新NISAがスタートします。投資金額（入金額）1800万円までなら利益や配当に税金は一切かかりません。最大限複利効果を享受できます。

経済が長期停滞する日本ではジルのような恵まれた境遇にいる方より、ジャックに近い方が多いのではないでしょうか。

それでも決して諦めることなく、少しでも早く適切な資産（米国株、先進国株、全世界株等のインデックス）に可能な範囲で長期投資を続ければ、豊かな人生を全うできる可能性が非常に高いということです。

いい時代です。投資は自己責任です。