【欧米景気】炭鉱のカナリアが鳴きはじめるのはいつか
先週は米欧で6月度PMI(購買担当者景況指数)の発表が出そろいました。
・米国製造業PMI:46.3(前月:48.4)
・米国非製造業PMI:54.1(前月:54.9)
・欧州製造業PMI:43.6(前月:44.8)
・欧州非製造業PMI:52.4(前月:55.1)
こうやって並べてみると、いずれの指標も前月より下げています。
それでも製造業と非製造業には大きな隔たりがあり、製造業については米欧共に基準の50を大きく下回って下落基調にあるのに対し、非製造業については前月を下回っているものの、50を上回っていて景況は依然良いと言えます。
消費者物価指数、雇用統計等々、景気判断に資する経済指標は毎月発表されていて、PMIもそのひとつ。
特にPMIは景気先行指数的な位置づけ。
購買マネージャーがこれから景気が良い、需要が強いと判断すれば調達を増やし、逆ならば減らすことになりますから、今年後半の景気は製造業については悲観的ということです。
非製造業については下落してきてはいるものの、現状は底堅い。欧米先進国の経済は非製造業の比率が製造業を大きく上回るので、トータルで判断すれば未だ景気は強いとも言える結果です。
米国、欧州共通して、各中央銀行は当面金融引き締めの手を緩める気配はありません。この状況が継続する限り景気は徐々に下降することは避けられないでしょう。
これから何か月か後、非製造業のPMIが50を下回るとき。
それはリセッションの到来を告げる、炭鉱のカナリアが鳴き始める時ではないでしょうか。
投資は自己責任で。