連休中のアップルによるサプライズ告知(コロナウイルスによる想定外の生産·販売停滞による業績悪化警告)により、今朝のニューヨーク株式市場は若干の下げ。

アップル比率の高いダウがS&P500以上の下落なのは納得。

センチメント悪化程度で下げにくい米国株も、さすがにはっきりした利益警告があればそれは下げます。

今回はダウやS&P500指数に 占める割合が比較的大きいアップルゆえに、インパクトがあったということと理解しています。

個人消費7割弱、内需主導のアメリカ経済も、やはり中国におけるサプライチェーンの混乱と需要減とは無関係とはなりません。

ただ、アメリカは日本と比較して、中国を中心とするインバウンド消費依存度が圧倒的に低く、製造業のウェートも小さいので、米国企業の業績悪化→株価下落といった負の連関がどこまでS&P500 等のインデックスを下げるかは判りませんが、普通に考えれば下げは限定的なように思います。

とは言うものの、世の中一寸先は闇。

想像を越えて今回のコロナウイルス肺炎が、アメリカ経済をも揺るがさないとも限りません。

予断を持たず、アップルの不調は炭鉱のカナリアかもしれない!

これから注意して見ていこうと思います。