来週はこの夏最大の山場か
CNBCのパティ・ドムさんのコラム。
”Here comes one of the newsiest and most critical weeks of the summer for markets"
来週はこの夏の株式市場にとって最もニュース性に満ち、クリティカルモーメントだそう。
主な理由は:
・アップル、アマゾンなど主要ハイテク企業の四半期レポートがある。
・共和党上院の経済対策の発表が予定されている。
・FRB会合が開催される。
・アメリカ第二四半期GDP速報値の発表がある。
ということ。
そこまでインパクト有るかな?確かに盛りだくさんではあるが、サプライズで相場が動くとするなら、いくつかの主要企業の決算発表が予想外に悪く、ガイダンスも悲観的ということくらいではないか。
共和党上院の対策など、トランプサイドと民主党下院如何で、どうなるかわからないし、今の時点でFRBからビックリするような話が飛び出すとも思えないし、第二四半期が悪いのは想定内で、そもそもずっと過去のこと。
それよりも、4日連続で新型コロナの死者が1000人を越えて、昨日は1300人にもなっていて、これが来週さらに増え続けるようなら、さすがに経済活動再開に本格的な黄色信号が灯り、加えてトランプ批判が高まり、バイデン陣営が勢いを増すとか。
投機筋などからドルが大きく売られるとか。(トランプさんは歓迎でしょうけど)
そういう今底流にある雰囲気の悪さみたいなものの上に、ハイテク不調の数字がたまたま出ると、それが一気にナスダック全体に波及して下げる。期待の次期経済対策も、民主、共和隔たりが大きく、成立に時間がかかりそうだ、ということになってさらに下げる、FRBも大方手は打ってしまって手詰まりが見えてしまったり。
といった展開かもしれません。あえて非常に悲観するとするなら。
でも、最近の経験則として、こういった悲観的予測のある時ほど、結局無風だったりすることが多いので、特に期待せず見守るつもり。
もし少し調整など入れば、それなりに買増ししたいね。暴落や二番底というのはなかなか来そうもないので。