毎日積み立て生活

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中古住宅の価値

ディーカサワ

過去に英国に住み、欧米企業ともお付き合いさせていただいた者として、一番日本との違いを実感するのは、中古住宅の価値です。


日本の住宅はごく一部のプレミアムな物件を除けば、新しいものほど価値が高く、古くなるに従って減価します。日本人は建物自体も設備や外装、内装も時間が経つほどに劣化、陳腐化するので、中古住宅の価値が下がることは当然と考えますし、実際の中古住宅市場価格もリノベーションのレベルにもよりますが、総じて古いほど安く取引されます。


私が住んでいたイギリスは真逆で、ジョージアン、ヴィクトリアン、エドワーディアンと、一般的に古いほど価値が高くなる傾向があります。もちろん元々の物件レベルや立地の影響はあります。しかし古い物件で補修、リノベーションがきっちりなされたものは、極めて高価格で取引されます。


イギリスは気候が冷涼で、石やレンガ造りであること、地震、台風など自然災害が稀であること、大英帝国全盛期の贅沢な仕様、クラフツマンシップは現代では再現困難、良いものを長く使う文化的背景、など日本との違いはあります。他のヨーロッパ諸国、アメリカも、程度の差はありますが、日本よりイギリスに近く、良いものは熟成し価値を増す、ということは価値観であって、中古住宅が新築に劣るということはありません。実際の取引ボリュームも中古が新築を圧倒します。


前置きが長くなりました。アメリカの7月の中古住宅販売結果が発表になり、予想を上回り5ヶ月ぶりの高水準となりました。


誰にとっても家を買うということは、人生で大きな意味を持ちます。長期ローンを組んで購入するケースもあります。自分の将来雇用や景気に不安があれば、家を買おう!とはなりません。


家がよく売れる=アメリカの経済は強いことと思います。慌てて9 月に利下げする必然性は無いですよね?パウエル議長。