マークイット製造業PMI 50を下回る
今朝五時に閉まったニューヨーク株式市場は、パウエル議長の公演待ちの様子見。ほぼ値動き無しで引けています。
意外なのは、マークイット製造業PMI が10年ぶりに節目である50を割ったにも関わらず、またこれが事前の市場予想を下回っているのに、ダウやS&P500 にあまり影響しなかったこと。
これもよく考えてみれば、アメリカにのGDP に占める製造業は1割程しかなく、経済全体に与える影響は僅かということです。
カンザスシティ、フィラデルフィア、ダラスの各地区連銀総裁も揃って性急な利下げには否定的なメッセージ。
アメリカに連続利下げを迫るほど、リセッションの明確な兆候は出ていないということです。
アメリカ以外の先進国は、金利が下がりきって不況になっても、金融緩和が効かない状況に陥ってしまっています。
アメリカは同じ轍を踏まないようにして頂きたいものです。