【超円安】日本が往く路は二つ
毎度で恐縮です。円安が全く終わる気配すら有りません。今週はG20財務相会議もあるので、そこで何らかアクションがあれば少しは円高反転が期待出来そうですけれど。
可能性は低くそうだ。。
これから日本の取り得る経済対策は大きく分けて2つしか無いと考えています。
その内、私が個人的に望むのは、日銀が金融引き締めを加速して、超円安を緩和し輸入インフレを止める事。人件費が上がって労働市場は逼迫しているので、少々金利上昇しても失業率は上がりません。
何より円高でインフレが収まれば、実質賃金は上昇するので、多くの国民は豊かになります。
金利が上がると政府の利払いが増えて財政悪化するので、反対は多いでしょう。日銀の当座利払いも増えるので、財務体質悪化の懸念も有るという批判も根強いです。
しかし、そのような事は実質賃金が上昇し、結果として経済が成長すればいずれ解決します。
もう一つは最悪の結果になるでしょうが、恐らく可能性は高い方策。
それは日本のお家芸で、事態放置すること。
日銀は利上をやっても僅か、金融緩和継続です。円安は続きコストプッシュインフレは収まりません。実質賃金は下がるので、スタグフレーションが悪化します。
実質的預金の価値は下がり、賃金も年金も実質的に価値が毀損する。
高齢者や低所得者、一般の労働者などは益々貧しくなります。
反対に米国株など海外資産や都心に不動産を所有する富裕層は一層富む事になります。
数年内に日本の格差拡大は悲惨なまでに悪化すると思います。
日本の往く路は2つ。
そのうち悪路を行く可能性が高いなら、我々はそれに対策するだけです。
日本円の預金だけ、労働収入だけに依存するのは貧困行きの電車で居眠りするのと同じ。
米国株インデックス投資などを適切に取り入れて資産を守る事が大事です。
投資は自己責任です