週末のニューヨーク市場は暴落。原因はパウエル議長の講演ではなく、トランプさんのツイッター。中国の対抗措置を受けて、米国企業は直ちに中国以外の取引先を探せというもの。さらに追加関税も発表されました。

暴落とは書きましたが、未だS&P500は2850をやっと切るくらい。 イザとなれば利下げも出来るし、個人消費は好調で失業率も低水準。パウエル議長は景気にsignificant risk があると言うものの、仮に中国との貿易が近い将来途絶えたとしても、いずれ代替策が出てくることは確実であり、そもそもアメリカの対中輸出依存度は中国の対米輸出依存度と比較して遥かに低いわけで、アメリカ景気自体に影響は少ないです。

それにしてもトランプさんは、何故あそこまで性急な利下げを要求しパウエルさんを目の敵にするのか？

いま下手に利下げしすぎて、来年の大統領選挙本番で手詰まりになるほうが怖いと思うのですが、少しトランプのFRB 攻撃は異常に思える。

トランプさんもご高齢。頭脳明晰とは思いますが、老人特有の癇癪や思い込みなど、判断力の劣化が無ければ良いのですが。

来週以降も米国株価は不安定でしょう。下げの局面が来ればeMAXIS Slim S&P500の毎日積立て額を引き上げます 。目安はS&P500 が2700台、ドル円レート105円以下というところでしょうか。