【要注意】米国10年国債利回り1.3%割れ
アメリカの長期金利低下が止まりません。
10年米国債利回りは、5月15日の1.7%をピークに現在まで徐々に下げ1.3%を切っています。
一方、消費者物価指数はご存じの通り高い状況が続き、いつ金融引き締め(テーパリング)をするかという議論が盛ん。
非常に相反する、矛盾する現象が起きているようですが、あえて説明するなら、
「FRBの発表通り、現在は一時的要因によって物価は上がっているものの、実体経済の景気は先行き不透明、むしろ弱含みであり、したがって将来のインフレ懸念は無い。」
ということになります。
しかしこれは私の持つ印象とは異なります。ワクチンによってコロナもやっと終息。経済活動は徐々に正常化し、これまで抑えられていた需要が爆発的に増大し、経済は急成長し、それに伴ってインフレも高まると思うからです。
でもまあ、私の勘より市場の方が妥当なわけなので、やはりアメリカ経済の先行きはそれほど楽観できるものではないのだ、と用心しておかねばならないのでしょう。
変異株などまだ当分コロナの影響が残るということか?
中国、中東など世界政治・経済リスクか?
そもそもコロナ後の需要回復にそれほど期待できないということか?
よくわかりませんが、これからは一層、債券市場の動向も注目し株価への影響についても思いめぐらせようと思います。
とはいっても米国株S&P500インデックスをコアに長期積立投資を続けるということに何ら変化はありません。変える必要も無いです。
投資は自己責任です。