米国株は何かと暗いニュースが続きましたが、週はじめに明るいニュースが飛び込んできました。

民主党のマンチン上院議員がバイデン政権の目玉である２兆ドルのばら撒き法案に不支持を表明したのです。

ご存じのとおり、上院は民主と共和が勢力拮抗しており、民主党に１人でも造反が出ると法案が通りません。マンチン上院議員はキャスティングボートを握っているわけです。

左派の声ばかり大きくなって、それに引っ張られているバイデン政権。本音ではマンチンさんを支持する民主党中道派も少なくないでしょうが、流石に大統領の目玉政策に反対表明までは出来ません。

マンチン上院議員は漢の中の男。米国経済を社会主義から救う憂国の士です。

思えば今のインフレも民主党政権の過剰なばら撒きが原因の一端。寝ていても給付金が貰えて十分にオマンマ食えるなら、働かないのが多くのアメリカ庶民です。労働市場がひっ迫し賃金が上がるわけです。

景気が過熱しインフレが常態化しつつある米国経済。２兆ドルもの財政出動が実現すれば取り返しのつかない高インフレに米国経済は長年苦しめられかねません。

マンチン上院議員に頑張ってもらって、確実に廃案にしていただきたいものです。

バイデン政権が弱体化してゆけば、来年秋の中間選挙で共和党が上院のマジョリティを奪還することも可能になります。

そうすればバイデン政権は何も出来ません。経済を痛める増税も、無用なばら撒きも出来なくなるということです。

来年に少しは希望が見えてきました。