何事も継続するというのは難しいものです。ジョギング、勉強、等々。大半の人が続きません。

これを続ける一つのコツが習慣化。何事も習慣にしてしまえば、継続のハードルは下がります。

米国株インデックスの長期積立投資を推奨しておられる、厚切りジェイソンさんは、毎日歯を磨く様に無理なく続けることを提案されていました。

大きな手間無く、低コスト、短時間ならば習慣にしてしまえるという考え。

私がずっと実践している、米国株S&P500インデックス投信の毎日積立は、むしろ歯磨きより遥かに簡単。

・スマホで一度設定すれば、全く手間いらずで毎日定額を自動的に投資。
・積立手数料は無料なのでコストはゼロ。
・自動積立ですから１秒も時間はかからない。

「継続」にもう一つ有効なのは、メリットやポジティブな刺激が継続的に実感できること。

米国株が一昨年までのように、概ね右肩上がりならば含み益が増え続けるという、実質的メリットを享受出来て、さらに日々自分の投資資産が膨らむという嬉しいポジティブな刺激がありました。

けれど昨年は真逆の結果に。

せっかく始めた長期積立投資を断念した方も多かったでしょう。

しかし驚くことに、S&P500やオルカンのインデックス投資信託の投資口数、純資産総額は増加を続けています。レバナスでさえ基準価額の低迷で純資産額は減っているものの、投資口数は減っていません。

この事実は習慣化とか、短期的で刹那なメリットとか刺激とかだけではなく、投資する人のリテラシーが上がったこと、まさに「知」の勝利と言えるのではないでしょうか。

米国株やオルカンなどの優良資産に長期で継続的に分散投資すれば、報われる可能性が極めて高いという歴史的データが「公知」になってきたこと。

そして、衰退が止まらないだけでなく、コストプッシュインフレにまで襲われた日本で、銀行預金だけに頼るリスクが広く認識されてきたこと。

とても良い傾向だと思います。

正しい知識を持って理性的に行動することが、揺らぐことない真のモチベーションに繋がると信じます。

投資は全て自己責任です。