今週始めの米国株は先週の良い流れを継いで続伸かと思いきや、途中でFRBの某氏がまた例によって冷や水を浴びせて急落。

NASDAQは何とかプラスで引けましたが、ダウとS&P500はマイナスで終了。しかも陰線。

この後パウエルさんも講演があるとか。去年からのお決まりで、とにかくFRBは意地でも株価を上げたく無い。株価が上がれば消費が活気づいてインフレが収まらない、という考えに凝り固まっているのです。困ったものですね。

それでも利上げという点ではそろそろ終盤で落し所が見えてきています。恐らく直近の２回のFOMC、1/31～2/1と 3/21～3/22で利上げは終了し、その金利水準を暫くは維持するはずです。

利上げの可能性として現時点で考えられるのは着実にインフレが収束し、リセッションの傾向が出ていることから、以下の３パターンではないかと思います：

①　0.5%、 0.25%
②　0.25%、0.25%
③　0.25%、0%

一番可能性が高いのは②。ターミナルレートの上限で5.0%となり、FRBとして何とか許容範囲でしょうか。今週発表されるCPIが良ければこのシナリオは有力。

もしCPIが予想より悪かったり、タカ派の勢いが増せば①の可能性も。③は3月のFOMCまでに余程インフレが低下し、不況が深刻にならなければ有り得えないでしょう。

②のシナリオで何とかソフトランディングして、昨年の最安値を更新とならないようにお願いしたいものです。

投資は自己責任で。