毎日積み立て生活

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【円安】為替は相対的なもの。

一昨日のFOMC は、なかなかサプライズだったのではないでしょうか。


少なくとも私には驚きでした。


年始以来、全くと言って良い程にインフレ率低下に進展が見えず、経済、雇用は堅調。とても利下げどころではない、利上げやQTの強化も有り得る状況。一部のFRB 高官も金融再引き締めの可能性を示唆していたのが現在地。


にもかかわらず、パウエル議長は利下げ開始の時期は見通せ無い、遠退いていることを認めつつも、利上げの可能性は否定しました。


これだけでも十分にハト派です。


本当にに驚いたのは、6月からQT を縮小すると宣言したこと。


「米国債の償還を月当たり最大600億ドルから250億ドルに減少」


これは、明確な金融緩和のアクションです。インフレ退治に進展無いどころか、悪化すら懸念されているのに。


なんでやねん❗


関西人でなくとも突っ込まざるを得ないでしょう。これについてなぜなのか、納得のいく解説をした記事を見つけられていないのですが、長期金利がかなり高めなので余地があるからか、金融システム不安への配慮なのか、元々の計画通りなのか。




いずれにしても、思わぬハト派スタンスにドルは全面安。対円では為替介入の後押しもあり、円は大幅に上昇しました。


為替は必ず相手が有るもので、相対的です。こちらは何も変わらなくても、相手の政策によって影響を受けます。


急激な円安も当面のピークを越えて、これから徐々に円高方向に向かっていくのか?


今後のFOMC やECBの金融政策にも大きく影響されるでしょう。




投資は自己責任です