日本経済が成長するには
来月には昨年のGDPがわかります。事前の予想では名目プラス、実質マイナスのようです。
2%台後半のインフレが続いていて、額面の給与も上がっているので世の中に出回るお金は増えている(マネーストック増)、なのに実際は貧しくなっているという最悪の状況。
どう言い訳しようとスタグフレーションなのに、政府は認めず無視して大本営発表ばかり。日本政府は腐り切っています。
適切に減税せず、無駄なバラマキばかりで、国民総悲観。政府のマクロ経済運営の長年にわたる失敗の結果ではあります。
しかしそれだけとは言えない。我々国民も責任の一端はあります。
人口減少にもかかわらず、数年前まで日本の労働者数は増大していました。女性と高齢者の労働者が増えていたからです。
しかしこのところは頭打ち。移民が急激に増えない限り、日本の働く人はこれからむしろ徐々に減少することが確定しています。これは避けようがありません。
このように不利な状況下で「実質的」に経済成長するには、勤労者全員がもっと働くしかない、8時間労働を9時間労働にせねばならない、労働基準法改正が必要?!
実際そんな事は出来ません。出来るのは労働生産性を上げることだけ。平たく言うと同じ時間で多く稼ぐです。
個々人が労働のパフォーマンスを上げるだけではなく、研究開発に投資してイノベーションを起こし、設備投資で省力化を進めなければなりません。これは経営者の責任。
経営者は無駄な現預金を積み上げず、積極的に人に設備に投資せねばならないのです。おそらくそうしないと日本経済が「実質的」に成長する事はないでしょう。
誰が観てもわかる通り、既に日本経済は追い込まれています。復活のために残された時間はありません。現状を放置すれば、日本は悪性インフレと実質成長の停滞が共存し、近い将来アルゼンチン、トルコの様な状況になるでしょう。