よく言われることに、「株は下がるときはあっという間だけれど、上がるときはゆっくりだ。」というのがあります。

アメリカ南部（サンベルト地帯）を中心に新型コロナ感染者が記録的に増大し、全米レベルでも50州のうち37州もが感染拡大傾向にあるという、第二波か第一波の再燃かは別にしても、やっと戻り始めた経済活動に、冷や水を大量に浴びせているような状態にもかかわらず、米国株はなかなか下がらないどころか、底堅く推移しています。

これってつまりは、今下がるときじゃないということ、ではないかという気さえしてきます。

雇用統計も良い、中古住宅販売も堅調、製造業指数も節目の50を上回った。今のところは、まあ良いんじゃない。so far so good.

それに何といってもFRBが徹底して金融緩和継続するとコミットしているし、大胆な社債の購入で大きな会社から小さな会社まで支えてくれる。

ワクチン開発もモデルナを皮切りにJ&J、メルク、ファイザーetc.大手も順調のようだ。

トランプ大統領も選挙対策もあって国民への経済支援に前向き。

これで株価下落なんかあるのだろうか？

そんなことを思わせる先週の米国株の動きでした。

今週は早や７月第二週。この空気が続くのか、一変するのか。

感染がこのまま増え続け、ファウチ所長が警告するように、今の倍、１０万人/日の感染者が出るような事態が近づくなら、いくらなんでも実体経済への悪影響を折り込まないわけにはいかないでしょう。悲観が市場を覆ってくることも無いとは言えない。

もしそうなら株価はあっという間に、下がるときが来るかもしれない。そもそも買われすぎのところはある、そろそろ調整が入っても不思議ではない。。。

下がったら買いだぜ！

個人的意見です。投資は自己判断と自己責任で