eMAXIS Slim米国株 SP500 の競合商品は何かと考えると、意外なほど範囲は広いのではないでしょうか。

同じeMAXIS Slim シリーズの先進国株、iFree SP500 インデックスファンドのように、ETF のVOO など類似性の高いものだけでなく、少し広くみれば、有価証券を対象とするインデックスファンドは全て購入比較対照と言って良いかもしれない。

インデックス投資家は、コスト、メリット、リスク、ハンドリングのしやすさなど総合して自分に合った商品を選んでいるはずですね。

そのなかでもeMAXIS Slim米国株 SP500 は、設定から1年と少しにもかかわらず、急速に資産残高を伸ばしています。信託報酬がとりわけ低いこと、米国株ブームに上手く乗ったことが主な要因と思われます。円で買えるSP500 のインデックスファンド限定なら、圧倒的低コストです。いえ、でした。

既に広く報じられている通り、SBI バンガードSP500 が来月から発売され、信託報酬は驚き👀‼️の0.1%を切るレベル。eMAXIS Slim SP500 は約0.16%ですから、相当負けています。

業界最安値がキャッチフレーズのeMAXIS Slim シリーズですから、即座に対抗値下げしてくるでしょう。期待します。

ただ、一抹の不安はSBI さんはバンガードがバックにいて、個別株ではなくETF で運用していること。コスト競争力に優位性があるかもしれない。eMAXIS Slim SP500 とSBI バンガードSP500 の戦いからしばらく目が離せません。