インフレは日本の世代間格差を改善する
今年の春闘は超大盤振る舞いでしたね。満額回答どころか、組合要求に上乗せまであって、昨年すら上回るところも多い様です。
中小企業も賃上げに積極的な会社も増えてきました。
お米や野菜などの食品がお高く、なかなか実質賃金が上がってきませんが、円安も一服、エネルギー価格も落ち着いており、そろそろ実質賃金のプラス状態が定着してくれば、日本はスタグフレーションを脱して、インフレと経済成長が両立する局面に向かう可能性があります。
期待したいですね。
現役の皆様は、実質賃金が上昇するインフレ状態ならば良い事ずくめ。
逆にリタイアしたシニアはそうはなりません。
年金支給額はマクロ経済スライド方式という、年金生活者に不利な制度が採用されていて、インフレになっても賃金の様に上がりません。インフレが続くほどに年金は相対的に減少する制度設計となっています。
金融資産の無い高齢者の生活は厳しくなる一方。金融資産があっても、これから益々取り崩さなければ生きてゆけません。
高齢者にはむしろデフレが望ましいのですが、デフレでは経済縮小してしまいます。
昨今は現役層と年金受給層の世代間格差が問題視されています。金融資産の多くを高齢者が保有している、現役で働く人は社会保障負担が大きい。
インフレはこの格差を解消します。高齢者から現役への所得移転になります。
インフレで高齢者の年金と金融資産は消費により多く費やさざるを得ません。これは企業収益となって現役層の所得を押し上げる効果があるからです。
眠っていた高齢者の預貯金が流出し消費に廻ることで世代間格差は改善の方向に向かうでしょう。
しかしこれは、年金受給の高齢者には厳しい未来です。手堅い資産運用の必要性が一層高まってくると思います。
投資は自己責任です

イエローライン、サムローンからラトプラオまでのモノレール、MRTやBTSと接続している。便利になったものだ。景色は良いけど新しい割に乗り心地はあまり良くないかな