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国際情勢に残った危機

イギリスの総選挙は保守党の圧倒的な優勢と労働党の不人気が日毎に明らかとなり、保守党の圧勝のよる早期のブレグジットは益々確実。欧州の不確実性と危機はほぼ無くなり、経済や株価へ当面の波乱要素は消えたと言って良いでしょう。


片やアメリカは米中第一次合意も確実視され、経済指標も製造業以外に弱さは殆ど観られず、米国株は連日高値続きですね。


そんな中で、唯一ともいえる心配は、やはり日に日に悪化する香港情勢。一昨日は、「ボランティア活動」と称して香港駐留人民解放軍が瓦礫やバリケードの撤去作業にTシャツ姿で汗を流しました。


これはもちろん純粋なボランティアではなく、デモ参加者への示唆と軍のイメージ向上を狙ったもので、慎重な計画のうえ実行されたものです。

これなら大多数の香港市民からも国際社会からも中国が批判されることは有りませんから。


ならば人民解放軍の投入が差し迫っているかといえば、それも無いでしょう。根拠は香港はイギリス人を筆頭にアメリカ人、もちろん日本人も含め非常に多くの外国人が居住しており、さらに香港人の中にもイギリス、カナダ等と二重国籍を持つ人も多いから。

もし人民解放軍がこのような人々に危害を加えたとなると、一気に深刻な国際問題に発展して、逆に中国が不利な立場に立たされ国際的に孤立してしまうからです。


万が一人民解放軍が投入されるとしても、それは状況が今より遥かに悪化し、外国人がおおよそ国外撤去してからでしょう。


最後に、これはタイ人の知人から個人的に聞いただけなので噂の域を越えませんが、タイ国軍がタイ国際航空と共同で、香港からタイ人の救出計画の準備を始めたという情報があります。


元々タイ国軍は人民解放軍とトップ間の交流が非常に密であり、中国から機密情報を得て危機管理に動いたと考えるのが自然。

香港情勢からしばらく目が離せません。