【新NISA】煽りではなく、下落相場はいつか来る【米国株】
今月の米国株も概ね好調でしたね。今週金曜は欧米諸国はグッドフライデー休暇なので、今年の第一四半期が終了。
米国株は3ヶ月上昇、円安も加わって新NISAで米国株インデックスやオルカンに投資した皆様は全員含み益になっているでしょう。
4月はアメリカでは確定申告の時期なので、利益、損失確定の売りが出ると言われます。
加えてこのところ株価が非常に好調なので、年金基金を運用する各国のファンド(日本で代表的なのはGPIF )はリバランスの株売りも出ます。年金運用は大損出来ないので、押し並べて保守的。株式比率が一定以上にならないように必ず定期的にリバランスされるのです。
続く5月はセル イン メイの格言、アノマリーがあって、株価軟調になりがちな時期。
お祭り騒ぎはお休み、これからは当分は我慢が続くと思っているくらいでちょうどかもしれません。
新NISAでオルカンや米国株のインデックスの積立始めた方はもちろん、ほぼ全員のインデックス長期投資家の我々は、右肩上がりの株価上昇を期待して投資しています。
その根拠は歴史的に米国を中心に世界株式市場は右肩上がりだったから、これが将来も続く前提です。
仮にこれが正しいとしても、定規で引いた線のようにはいかない事を覚悟せねばなりません。
上の図は主要8資産の2014~2023年の増減を示しています。
比較的株式市場が好調だったこの10年ですら、最もパフォーマンスの良い先進国株式であっても3年間はマイナスだったのです。
これ以前のリーマンショック、更に前のドットコムバブル崩壊の時期は、こんな生易しいものでは無い事は容易に想像出来ます。
長期に渡る悲観相場でガチホするのは、如何に辛いか、私は身に沁みています。
暴落を煽る訳ではありませんが、長期積立投資は本当に山有り谷有り。苦しく長い道程ということを、老婆心ながら何度でも書かせていただきます。
オルカンサイコー!これ1本で楽勝!、と思われている方は、リスクを取りすぎていないか、振り返っていただければと思います。
下落耐性が大きく無い方は、現金の比率を増やす、金や債券等の株価と値動きの相関係数が可能な限り低い資産をポートフォリオに加える、など検討の余地はあります。
値動きの緩やかな、バランスファンドも選択肢の1つだと思います。
私も新NISAでは、以下バランスファンドにも投資しています。
投資は自己責任です