毎日積み立て生活

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3.11

今日は3月11日。もう10年も経ったとは実感がありません。あらためて犠牲になられた方々に心よりお悔やみ申し上げると共に、今なお被害により苦労されている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。



当時、海外出張が頻繁にあり、行く先々で現地の方からお見舞いの言葉を頂いた記憶があります。ビジネス上の会食の際は、乾杯の前にいつも震災で被害に遭われた方々へのお悔やみとお見舞いのメッセージで始まることが常でした。



当時の私は既に東北の企業ともご縁無く、周りも東京以西の人間ばかりだったので、なにか有難いような申し訳無いような、言いようのない気持ちになった覚えがあります。







今朝ネットを見ていたら、震災以降の東北では大部分の地域で過疎化が進んだにもかかわらず、仙台は例外で人口増大しているといった記事を見ました。



もはや20年近く前とはいえ、東北企業とそれなりにおつきあいがあり、幾度か出張で訪れていて友人や知人も住んでいて観光にも行った東北。関西人の中では東北に詳しいと勝手に思い上がっていたことを恥ずかしく思いました。



なぜなら、仙台市の人口が100万人を越えていること、東北で仙台だけが政令指定都市であることを認識できていなかったのです。



リーマンショック以降は特に地方経済の衰退が進みました。



コンクリートから人への美名の下になされた公共投資削減。円高と日本の製造業衰退による工場の海外移転と閉鎖。



これらは地方都市、農村地域を直撃し、東北地方は震災が追い打ちをかけました。



復興のインフラ整備に巨額の予算が投じられたものの、それが終われば雇用機会は失われ、東北で唯一の経済的ハブ機能を持つ仙台に行かねば、仕事が無く生きてゆけない。



残酷な現実を伝える記事でした。







コロナのお陰で?テレワーク、遠方とのネット会議が実際に「使える」ことが日本人ビジネスマンの共通認識となりました。



コロナが終わればまた外国人観光客が大挙して来日するでしょう。



仙台だけでなく東北全体に勝機はあると信じます。



頑張れ東北!!!





私は大好物な東北の地酒を精々飲んで、少しでもお役に立てればと思っています。