【米国株】PPI 急上昇でインフレ退治に暗雲
2月度の米国生産者物価指数が発表されました。
結果は下記の通りで、先日のCPI と共にアメリカのインフレ再燃を強く示唆する結果となってしまいました。
2月度PPI
前月比+0.6%(1月+0.3%)
前年比+1.6%(1月+1.0%)
2月度コアPPI
前月比+0.3%(1月+0.5%)予想+0.2%
前年比+2.0%(1月+2.0%)予想+1.9%
言うまでもなく、PPI は先行性の指標であって、来月以降のPCE やCPI の高止まり懸念が高まりました。
長期金利も大幅上昇していて、上掲のFED WATCH では、6月からの利下げ確率が下がってきています。
非常に悲観的に予想すれば、インフレ退治の金融引き締め薬に耐性が出来てしまって効かなくなっている。
更なる劇薬を処方しないと、半永久的にインフレは2%に下がらないという、まさかの恐怖のシナリオが現実になること。
そうなればパウエル議長の面子丸潰れ、FRB の信頼性、権威失墜。
最悪は利下げではなく、利上げに追い込まれかねません。
来週のFOMC に注目です。
投資は自己責任です