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【円安】徐々に後退する防衛ライン

日銀利上げで一旦は小休止するかと思われた円安。しかし現実は甘くなく、むしろ円が売られる展開となり、ドル/円は150円を簡単に突破し、151円に着地してからも、更に下値を探っています。


さすがに傍観出来ない財務省(為替管理は財務省の専管事項、日銀は財務省の指示で市場介入)は今週一気に口先介入のレベルアップしてきました。


神田財務管が投機的とか各国金融当局と緊密にコンタクトといった文言と伴に、あらゆる手段で断固としたといった表現を使えば、これ以上円安が急速に大幅に進んだ場合は介入という最後通牒です。


そのお陰か、何とか151円で踏みとどまっているのが現状。





この円安阻止について過去を振り返れば、前任の黒田総裁の初期、ドル/円が125円を越えそうになった時、異例ではありますが財務省に加勢し黒田さん(元財務官)がこれ以上の円安にネガティブな発言をして、円高方向に反転したことがありました。この時は口先介入のみ。


その後は約2年前に円安が急速に売られたとき、147円辺りで実際の介入が、その後150円大きく超えて、再介入後に収まっていったと記憶しています。


昨年は植田総裁になって、また円売り浴びせの有った時に強烈な口先介入で何とか152円直前で円高方向に着地したと思います。





そしてまたまた円安局面。


これからどうなるかわからないものの、125円から150円台と円安阻止の防衛ラインは下がってきています。


鈴木財務大臣や神田財務官が騒ぎ出したのは150円を越えた後ということは、暗に150円ならまあいいかとお墨付きもらっているのと同じです。


それの証拠に何を言っても円高に方向に進んで行きません。


今週末はアメリカのPCE 発表です。これでインフレが余程下がって金利も大幅低下しない限り円安は当面続きそうです。


来月は海外に出かけるというのに、何とか円高になってくれ。




投資は自己責任です