ドコモ口座被害
いきなりのタイトルで、ドコモ口座の被害にあって幾ばくかのお金を盗まれたと、勘違いされたらごめんなさい。
そういった被害はありません。
なら全く被害が無かったかと言えば、そうではない。
1.驚き、動揺し、心配した。精神的被害。
2.被害が無いかどうか、取引金融機関に聴いて回った。時間的損失、機会損失。
十分に被害を被りました。
聞くところによると、NTTドコモは以前同様の事件があった際、金融機関から指摘を受けても放置していたとか。さらに自社契約を伸ばすために、基本である安全確認を怠ったらしい。
高い携帯料金をボッタくるだけでなく、自社顧客以外の一般人にさえ迷惑をかけるとんでもない会社。
日本を代表する一流企業ですら、このざま。いかに日本企業が一部経営陣の独善、お手盛り経営で、株主をはじめとしたステークホルダーを都合よく無視しているかの証明です。
どっかのアホ電力会社もそういえば同じですね。こんな会社にエネルギーセキュリティと命を預けていると思うとゾッとします。
だから私は、頑なにこのような日本企業への投資は拒んでいるのです。
まあ、こうやって偉そうなことを書いていますが、自分も長年日本企業で飯を食っていて、ある意味加害者であり、被害者なので忸怩たる思いはあります。ごめんなさい。
日本企業は株式会社の体はしていますが、根っこのところは村社会、互助会なのです。本心では、よそ者である社会、顧客、株主は二の次と思っています。
お客様第一。
株主志向。
こんなものは大半の会社では嘘っぱちです。
ただ昨今は、そうも言ってられなくはなっているようですけれどね。
DoCoMoさんも、せいぜい菅新総理から虐められるでしょうし、日本の消費者もだんだん格安スマホに目覚めてくるでしょう。
ちなみに、アナログネーティブ。昭和生まれの私は、いくつかの銀行口座にはあえて、キャッシュカードを作っていません。普通口座であってもです。
理由は浪費家なので、キャッシュカードがあれば酔った勢いで使ってしまいがちなことと、今回のような事故を防ぐためです。
以前も書きましたが、つみたてNISAはネットではなく、ゆうちょ銀行の窓口で対応してもらっています。
昨今はサイバー犯罪やデジタルネットワーク社会の弱点をついた犯罪が頻発しています。
大規模災害などあれば、どこまでデジタルで対応できるか、わかったもんじゃありません。
古いと思われようが、高コストと言われようが、バカと罵られようが、リスクヘッジのためにも、あえてアナログ部分は残しています。
そういえば、何年もアナログLPレコード聴いてないな。たまにはプレーヤー回しておかないと。