ドルコスト平均法と右肩上がりの株価と
今更です。
ドルコスト平均法による長期の積立投資は、株価右肩上がりを期待した資産形成です。
でも、仮に一直線に右肩上りがずっと続くのであれば、ドルコスト平均法より、最初に一括投資したほうが複利効果がより大きく有利です。
それでもなかなかそうできないのは、
・多くの庶民、給与生活者は最初に纏まった資金などない。投資は毎月の給料から捻出。
・一直線の右肩上り続くことが最初にわかっているわけではない。むしろ暴落や下落を繰り
返しながら、最終的に右肩上がりになると予想するので、最初にすべての資金を投じるこ
とに躊躇する。
来年の米国株価動向を予想すると、これといった死角は無く、ほぼ右肩上がりになると予想する人が多い。到達点の高さに違いはあるとしても。
株価下落や暴落はいつかあるでしょう。しかし何年後かは予想出来ない。さらに数年後暴落したとしても、その最安値が現在の株価を上回っている可能性もある。
ならば、「今ある資金を、今思い切って投じる」という判断が合理的ではないか。
過去のS&P500のチャートを見ると、なぜあの時にもっと買っておかなかったのか、とばかり思います。
このような後悔を繰り返すのは、経験からすら学んでいない。早いとこ有り金ぶち込んで買うべきなのでは。
それでもなかなか出来ない。そのうち良い買い場が来るはずだ。
そう思って淡い甘い期待をしてだらだら積立投資しています。
来年の今頃に、なぜ1年前もっと買っておかなかったと、また悔やむのだろうか。
色々な考えが頭をよぎりますが、今日もこれまで通り粛々と毎日積立投資を続けることにします。
去年も年末にそう思って、投資額(積立額)大幅増額したところ、コロナ暴落ありましたから。
約束された未来など無い。
一寸先は闇。
投資は自己責任でしましょう。