淡路島と神戸
これは神戸市の小高い丘から見た明石海峡大橋と淡路島です。
とても近いことが一目瞭然。
昨年、某企業が本社を東京から淡路島に移すことで話題になりました。
島流しと揶揄されたりしました。
百聞は一見に如かず。神戸市との近さを実感いただけると思います。
5Gネットワークが日本中に張り巡らされるまで、あと10年とかからないでしょう。
そうなれば日本人のライフスタイルは大きく変わると思います。東京に居なくても出来るビジネスの幅も深さも拡がるはず。
必ずしも首都圏に住んでいなくても、月に1、2回東京出張すれば、最先端のビジネスが可能になる、普通になる時代が来ると思います。
神戸は今でもおしゃれなイメージがあります。でも地元の人からみると昔と比べて活気が無く高齢化は隠せないとのこと。確かに近隣の大阪、京都と比べても見劣りします。
直接の原因は阪神淡路大震災であることは言うまでも有りません。復興だけに巨大な費用を要し、未来への投資が十分ではありません。
しかしそれだけではない。
神戸は鉄鋼、造船、機械など重化学工業と港湾で栄えた街。
ハイテク化で後れをとりました。
関西国際空港は当初は神戸に建設予定でした。市民の反対運動で今の泉南沖になりました。もし今、関空が神戸にあったなら。
なお一応、神戸空港はありますけれど、マイナーローカル空港で国際線はありません。
過去を悔やんでも仕方ありません。神戸をはじめ関西圏がこのまま衰退の一途を辿るのか、巻き返すのか。
東京に対抗するとかでなく、アジアで唯一無二の魅力あるビジネスセンターとして、観光地として独自の発展をしてほしいものです。