円安で日本株上がっているみたいですね
日本株のことになると、自分は殆ど持っていない(企業型拠出年金のごく一部に日本株を組み入れたパッシブインデックスを保有)ので他人事。ニュースを聞いても上の空。
週末にふと気に留める機会があったところ、このところの円安で日本株が随分と上がっていると知り驚きました。
昨今は悪い円安などと言われ、円安になっても輸出が昔ほど上向くでもなく、輸入物価が上がって、コストプッシュインフレからスタグフレーションになるという論調が主だったので、とても意外です。
日本の経済構造は昭和、平成からあまり進化していないので、東証上場の主要企業は輸出関連が主力ということなのか、もしくは単に米国市場の好調に引っ張られてリスクオンの株式市場に資金が流入しているだけなのか。
現代の国際経済構造は金融市場の占める割合が実態経済を上回っています。
たとえば国際為替取引にしても、輸出入など実需に基づくものだけではなく、投機的な資金が世界中を巡っています。
しかもこれらの動きはデジタルにより24時間、瞬時に成立するので実体経済の時間軸やリズムとは全く相容れません。
我々の生活はある意味、金融市場に振り回されていると言えなくも無いでしょう。
円高にしても円安にしても、ゆるやかでゆっくりした動きならば、それなりに対応は出来るもの。急激ゆえに対応することが難しいのです。
為替介入しろとは言いませんが、財務省はしっかり仕事をして(減税による需要創出)日本の経済を安定させていただきたいです。