毎日積み立て生活

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【円暴落】続、1ドル120円台が定着するのか


数日前にアップした上掲のブログで書かせていただいたように、当面は日米金利差は開く方向であり、120円台が定着してもおかしくない、130円に近づく可能性すらあると思っています。


週末時点のドル円レートはさらに円安が進んで、1ドル=122円。
さらに米国長期金利(10年国債利回)は、」2.49%まで上昇しています。


当分、円が大幅に上昇する要素はみつからないと言っても過言ではない気がします。




ところで、ここまで当面とか当分とか曖昧な表現で逃げていますが、これはこのまま未来永劫一直線に右肩下がりで円安が進むとまでは思っていないからです。


ただ何十年という非常に長いスパンにおいては、日本の衰退と東南海大震災、富士山噴火の影響により、円安傾向は続くとは思います。


ならば、円が幾分でも一時的にでも反転する機会はどういうものでしょうか。



1.米国の景気後退による金利引き下げ、金融緩和


米国の金融引き締めが行きつく先は逆イールド発生と景気後退。恐らくこれは数年以内に発生するでしょう。景気が悪化し失業率が上昇すれば、FRBは金利引き下げに向かわざるを得ません。財政出動もされるでしょう。その結果はドル安。日本は相変わらず超低金利が続いているはずですから、アメリカとの金利差は縮小し円高に向かいます。



2.コロナ、ウクライナ危機以降の経済正常化による日本の経常黒字大幅改善


このところ日本は異例とも言える月ベースの経常赤字を記録しています。これはエネルギー価格上昇による貿易赤字。サプライチェーン混乱、世界景気停滞等による輸出の停滞、さらにインバウンド消費の消滅も影響しています。


しかしこれらは時間の経過によって解消に向かうもの。日本の経常収支もこれにつれて改善してくるでしょう。この傾向が続き定着してくれば円高への後押しとなります。


順調にいけば今年の後半から来年早々に経済正常化が期待できるのではないでしょうか。円安一服もしくは戻しが期待できると思います。




現在の円安に対する現時点での考えを整理しました。為替の予想は素人にはほぼ不可能なのは認識しています。しかし為替に纏わる経済的要因について考察することは無駄にはならないと考えます。




投資は自己責任です。