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【米国株】資源・エネルギー価格が大幅下落も焼け石に水

石油の価格が大幅に下がりました。イラクの政情悪化による供給不安が和らぎ、イランとの核合意が進展したことなどが報道されています。


両国は大産油国です。OPECが減産合意すれば意味ないという人が居ますが、潜在的供給力がアップしたことは事実。産油国間の競争もあります。OPECのようなカルテルがいつも万能ではありません。消費国側にとってはウェルカムです。


銅の価格も下がっています。銅はドクターカッパーと呼ばれ、価格の動向が景気の先行指標になっています。アメリカの金融引き締めだけでなく、中国の景気動向が懸念されており、世界経済の先行きに不安が増しているという証左かもしれません。




上記のような資源、エネルギー価格の低下は、景気過熱気味でインフレが亢進しているアメリカには朗報。


本来なら、インフレを鎮める効果を期待して株価上昇してくれるはずなのですが。。。


残念ながら米国株は3日続落。


日本時間の昨日深夜、8月の消費信頼感指数が発表され、それが事前予想を大きく上回っていたのですが、その直後から株価急落が始まりました。


アメリカの消費はまだまだ強い、インフレ圧力は強いということで、FRBのタカ派の動きが一層強まるということでしょう。




明日から9月。CPI、PPIさらにはPCEが顕著に改善でもしない限り、株価上昇の期待は萎みそうです。




投資は自己責任で。