岸田政権の最重点政策「資産所得倍増」について、NISA制度の恒久化と非課税で保有できる期間を無期限とする方針を政府として決定するようです。

以前にも書かせていただいたように、税制を実質的に決めているのは与党、とりわけ自民党の税調。絶大な権限を持ち、国民の意向と経済を無視し、財務省の利権の為に国民を搾取する非民主的機関です。

今回も政府の案は最終的に税調で精査？されるわけですが、何分にも岸田首相の生命線ともいえる政策ですし、税調会長は宮沢さんということで、同じ広島、財務省一家ともいうべき繋がりがあり、宏池会とくれば無下には出来ません。

恐らく通るのではないかと思います。裏で話は通しているのでしょう。

これと引き換えに何らかの国民負担、増税は目論んでいるはず。引き続き警戒は必要です。来年４月からの金融所得税増税は十分ありえると思います。

NISAの口座数と投資額を5年間で倍増させて3400万口座、56兆円とするようですが、これは通常のNISAも含んでいるのでしょうか。

私見ながら、かならずしも健全な資産形成になる優良資産に投資されているとは言い難い、通常のNISAは廃止して、つみたてNISAに統一すれば良いと思います。若い方はその方が圧倒的に恩恵を受けるはずです。

さらに現行、年間40万円という少額な限度額を増やすべきでしょう。せめて50万円とか60万円とか。

50万円であっても30年間積立すれば1500万円の入金。全額をオルカンやS&P500インデックスに投資していれば何倍にもなりますから、老後資金は安泰です。

年間積立額増額できるなら、非課税期間の恒久化はそこまで拘る必要は無いと思います。

人間の寿命には限界があり、働く期間も限りがあります。非課税期間30年もあれば、老後少しづつ取り崩して使いながら運用するのには十分ではないかと思います。

投資は自己責任です