【米国株爆上】でも喜ぶのはまだ早い
今朝閉まった米国株は凄い上げでした。NASDAQは4%を超えるという正に「稲妻が輝く」瞬間となりました。
注目のパウエル議長演説、原文を読んでいないし、映像も見ておらず迂闊には判断できませんが、報道等によれば想定内の内容だとか。
想定内でこんなに上がるわけないです。やはり市場はFRBに対し疑心暗鬼になっていた。これまでの幹部の発言はほぼタカ派でしたから。
そこが払しょくされたという安心買いではないでしょうか。
中国のゼロコロナが緩和されるというニュースも後押しになったと思います。
ADP雇用統計も労働市場の需給緩和を示したものでした。
でもこれで喜ぶのは早いでしょう。間もなくPCEデフレーターが発表されます。CPIはそれなりに下落基調ですが、FRBが重視するPCEの方はやや下げ渋っています。
もし市場予想より僅かでも悪化していたら、株式市場には大きなショックでしょう。
そして明日の雇用統計も要注意。最近はマシになりましたが、ADPと真逆のデーターで雇用が強いという結果にならないとは限りません。
さらに、時給が落ち着いているか否かも重要な指標です。
長期投資の視点では短期の値動きは関係ないのは事実ながら、年末にかけて株価上昇するか下落するかでは気分が全然違ってきます。
景気の気は気分の気。株価上昇して楽しい気分になれば、クリスマス、お正月と普段よりお金を使って楽しもうかということになるというものです。
日本は財務省傀儡の岸田増税の予感とインフレが我々庶民の消費マインドを冷え込ませ、景気低迷させています。
日本のGDP約6割は個人消費。株価上昇で気分上昇すればクリスマス、年末商戦も盛り上がって少しは景気回復の一助になると期待できます。
投資は自己責任で