【日銀】大変なことになっているようですね【日本株】
今年に入って米国だけでなく、中国、欧州、新興国など株式市場は明るいニュースが多いです。
唯一の例外は日本。年末突然のイールドカーブコントロール(YCC)の振れ幅を拡大したことを発端に、金融市場が動揺し株価は絶賛下落中。
今日明日と日本版FOMCの日銀金融政策決定会合があるようで、いつになく注目を浴びています。
普通に考えればこれだけインフレが進んでいるとなれば、粛々と金融引き締めに入っても良いわけですが、そうはいかないのが日本の辛いところ。
長きにわたる超低金利を前提に経済運営がなされ、さらに政府の失策続きでコロナ不景気から回復していない体たらく。金利でも上げようものなら、バタバタと倒産、破産が続出かという恐怖の真っただ中。
やむを得ず日銀としても金融緩和、YCCに固執せざるを得ないところ。しかしそれも早晩限界が来ることを見透かされ、国債の空売り止まらず、日銀は懸命に買い支え、今月半ばにして、過去最高額の月間国債お買い上げ中という、もう涙も出ない笑うしかないところまで追い込まれている。
往くも地獄、戻るも地獄
黒田総裁のお手並み拝見するしかありません。
なんとか無難に乗り切って、金融システムを安定させていただきたいです。
ところで冒頭の画像は国立博物館内の庭園の一角。
先日、同館のお偉いさんが予算が足りず、国宝が守れないと苦境を伝えるニュースが流れていました。
日本は国宝すら保存できない国にまで落ちぶれてしまったのか。
情けないにも程がある。
これから益々、日本円での預貯金と労働収入だけだとハイリスクと思います。
投資は自己責任です。