注目のFOMC、多くの投資家はパウエル議長のタカ派発言を覚悟しつつ固唾を飲んで見守ったことでしょう。

そして終値はNASDAQが2%以上の上げ、S&P500も4100到達という望外？の爆上げとなりました。

これにはFOMCだけでなく、メタをはじめ決算がよかったというのも寄与していると思います。それにしてもメタは頑張りましたね。相当リストラやったので、利益率くらいは改善するかなとは思いましたが、なんと売り上げを伸ばしてきている。営業努力が実ったのか、製品力が上がったのか、単に経済環境が良かったのか、詳しくは分かりません、おそらくこれらの相乗効果でしょうけど。

メタあっぱれ！

ところで、米国株のみならず債券も買われていて全面リスクオンになったわけですが、パウエルさんのメッセージはそこまでハト派だったのでしょうか？まあ、マーケットがそう判断しているので、素人が文句を言っても始まらないのですが、彼はインフレ退治は道半ばであと２～３回利上げが必要と言っているのです。

これは結構ショックじゃないでしょうか。３月で終わりじゃなかったの？あと３回も利上げするかもしれないの？そうなればレート上限は5.5%にもなるんですけど。。。

そこまではいくらなんでもあり得ないとは思うのですが、少なくとも利上げは次の３月で終わりではないということが強烈に示唆されたのです。そして利下げは年内無いというのも変わっていない。

これでなぜ浮かれ踊っていられましょうか。

金利が高止まりするということはイコール、株価の上昇の頭を押さえられるということです。ほぼリスクフリーの国債が５％も利回りがあるのに、誰がリスキーな株を買うのかということです。

FRBはインフレを徹底して叩くために、株価を抑えにかかるという図式は全く変わっていないと思います。

個人的見解です。投資は自己責任で。