毎日積み立て生活

eMAXIS Slim 米国株式 S&P500の毎日積み立て始めました。since July 2019

【新NISA】どうすれば続けられるだろう

新NISAが来年スタートします。現行NISAとは質量共に大幅アップと表現しても良いほどに、充実した内容になることが確実です。


・MAX1800万円まで投資(入金)可
・金融所得税免税期間は制限無
・引き出し分は翌年に再投資可


新NISAを賢明にフル活用するならば、恐らく今50代未満の方の老後不安は大幅軽減するでしょう。年金が削減されても何とかやり過ごせる希望が持てます。
50代以上の方々も免税のメリットは大きいので、退職金など運用される場合は、真っ先に新NISA枠を埋めることが定石、常識化するでしょう。


圧倒的多数の日本国民は新NISAを運用することだけで、資産運用は事足りるでしょう。それでも厳しい世の中、現役世代が1800万円も投資することは簡単ではありませんが、少しでも早く新NISAに満額入金、あとは時間を味方に運用を続けることがキーポイントだと思います。




一方で理屈ではわかっていても、なかなかその通りに行動できないのは人の常。


例えば昨年のような長期相場低迷時、コロナショックのような暴落時、多くの方が耐え切れず投資を止めたり、せっかく積立てた株を売却したりということが起きました。


相場が不安定な時は、悲観情報や煽りの記事、SNS、アナリストの分析など、容赦無いネガティブ情報が拡散され、恐怖のあまり耐えられなくなってしまうのです。




実際にこのような困難に会ってみないと、自分はどのような心持になり行動するのか分からないものですが、先人のアドバイスによれば:


・投資はあくまでも余裕資金で行う。インデックスであっても価格は半分まで暴落することもあるし、何年も低迷することもある。そうなっても日常に支障のない範囲で投資。


これが鉄則です。自分のリスク許容度は厳しく見積もった方が良いでしょう。




さらに仮に余裕資金であったとしても、含み損が増大し、長期に渡れば心穏やかとは言えないかもしれません。100%米国株や全世界株インデックスに投資していれば、長期で必ず勝てるとデータは出ているのですが、将来は分からないかもしれないと疑念を持つ人も居るでしょう。


日本人の民族性は用心深く、リスクを極端に嫌います。そんなに得しなくても良いが、損は耐え難いという方は多いです。


数十年単位の長期運用の場合は、米国株や全世界株のインデックスが最もパフォーマンスが良い可能性が高いのですが、それでもリスク(ボラティリティ)が高くてストレスになり途中で止めるよりは、成長性は劣っても、より値動きのマイルドな投資対象が良いかもしれません。


たとえば、eMAXIS Slimバランス(8資産均等)とeMAXIS Slim米国株(S&P500)のこれまでの基準価額チャートを見比べてみれば一目瞭然です。前者の方が下落も上昇もマイルドです。成長性は負けますが。



新NISA時代に必須なのは投資を継続すること。それが何より優先します。はっきり言って何のとりえもない我々大半の凡人、一般人がこれからの日本で老後に健康的で文化的生活をしようと思ったら、新NISAをするしか無いと思います。


自分の余裕資金範囲内で投資することは勿論、メンタル耐性も十分に考慮して投資対象を選ぶことが必須と思う次第です。


投資は自己責任です。