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【米国株】アップルショックで考えること

一昨日からアップル株が変調。2日間で時価総額、約30兆円が吹っ飛んだそうです。


アップル社は世界的企業であり、時価総額は世界1、2位を争うような存在。当然ながらアップルに関連する企業も大きく影響を受けます。


アップルに部品供給するサプライヤーはもちろん、アップル株を大量に保有するバークシャーハザウェーの資産も大きく棄損します。




なぜアップル株は大きく下落してしまったかといえば、中国が国営企業などにアイフォンの持ち込みを禁止を拡大するという報道があったから。


アップルの売り上げの2割を占める中国ですから、株式市場は影響は甚大とネガティブに反応したのでしょう。


しかし冷静に考えると、いかに中国とはいえ一般人にアイフォンの使用まで禁止できないし、中国はサプライヤーも含めアイフォン生産の拠点でもあり、中国でアップルが全く売れなければ雇用への影響も。


アップルが直ちに中国マーケットを全て失うことは無いでしょうが、これから共産党の匙加減ひとつで、左右されることには変わりません。




今回のいわば「アップルショック」から、我々一般投資家は何を学ばなければいけないか、私なりに考えてみました。


① どれほど最強、盤石で優良企業であっても、将来何があるかわからない。日本人は特に東北大地震の際、東電が破綻したことで骨身にしみている。一蓮托生はリスク。アセットの分散が必要


② 今回のアップルのように世界トップクラスの時価総額を持つような巨大企業の場合、関連する多数企業の株価への影響も大きく、株価全体を押し下げる懸念が大きい。アセットの分散については、株式以外も組み入れることが長期的安定には有用。


③ 習近平独裁下の中国はロシア同様、極めて西側に敵対的かつ挑戦的であり、既に多くの企業は中国デカップリングを始めている。ゆえに中国企業はもちろん、台湾企業、中国に過度に依存している企業への投資は要注意。




以上です。


世界は目まぐるしく動いています。今日の常識が明日通用する保証はありません。


資産を爆増させる強気の投資と、何があっても資産の減少を最小限に留める投資。


おそらくこれらはトレードオフの関係にあるのでしょう。


いずれにせよ、一層バランスを重視して投資継続していきたいと思います。



投資は自己責任です。