朝モーサテを見ていると、いろいろと金融機関のコマーシャルが流れてきます。

宣伝ですから自社にとって都合の良いメッセージばかりです。

地球にやさしい活動してます！　とか。

環境、SDGsをネタに商売しているだけなのですが、物は言いようで企業イメージアップになれば良いか、という程度ですけどね。

見過ごせないのは、新NISAを利用したコマーシャル。

例えば、〇井〇友〇託銀行さんが有名俳優を使ってメッセージ。

その俳優さんは行員という設定でしょうか、「我々プロに相談して欲しいな」だと。

全て金融機関の窓口、営業さんは過酷なノルマに日々追われています。

令和の世の中なので、一流企業はコンプラ重視、昔のような営業は出来ませんが、きれいごとだけで成績は上がりません。

合法ギリギリの営業活動は日常茶飯事。

彼らにとって営業成績が第一。顧客利益は遥かに下がって第二第三、それ以下です。

そこを理解せずに、銀行員はエリートでプロだと妄信して、言われるままに新NISA口座を開設し、商品を買ってしまえば思う壺。

手数料ばかり高い粗悪投資信託を買わされたり、手数料稼ぎのためにしょっちゅう売買させられたり。特に新NISAは売却枠が復活（一定の制限あり）して新たに投資可能なので注意しなければなりません。

信託銀行は言うにおよばず、銀行も証券会社も、窓口個別対応でつきあって、辛うじてメリットがある、対等に取り引きの可能性があるのは、膨大な資産を持つ超富裕層で、かつ金融リテラシーのある顧客だけです。

それ以外の顧客は彼らにすればゴミか搾取の対象でしかありません。

巧妙なテレビコマーシャルに釣られることなく、金融機関の真の意図を理解し自己責任で新NISAなどの資産運用に当たらなければなりません。

幸い、ネットには優良で信頼できる情報が溢れています。そうでないものも多いけれど。

一生を左右する資産運用です。

しっかりと勉強して慎重にあたりたいものです。それが無理ならば、萩原女史の言うように、投資なんかお止めなさい、というのが当たっているかもしれませんね。

修羅の巷、魑魅魍魎が跋扈。

投資は自己責任です。